フィンランドと聞くと何が心に浮かびますか？

ムーミンでしょうか？　あるいはサウナ？　それともシベリウスの音楽？　マリメッコ、森と湖、F-1ワールドチャンピオン、オーロラ、等々、多くの日本人はこのように答えます。しかし、答えの中にフィンランドタンゴが含まれることはほとんどありません。アルゼンチンタンゴは日本でも有名ですが、フィンランドタンゴは、まだあまり知られていません。

「フィンランドとタンゴ」この組み合わせは少し奇妙に思えるかもしれませんが、実はフィンランドでは、昔からタンゴが愛好されてきました。フィンランドタンゴはアルゼンチンタンゴとはかなり異なるもので、独特の音楽、歌唱法、歌詞、踊り方があり、フィンランド文化の一つといえるものです。今でもフィンランドにはフィンランドタンゴの愛好家がたくさんおり、タンゴフェスティバルというような大規模なイベントが毎年開催されています。タンゴ歌唱コンテストでは、タンゴキングやタンゴクイーンが選ばれます。